お知らせ

　東京ガス株式会社（以下、東京ガス）は、東京ガスブランドのファンコンベクターにつきまして、10年間のご使用を想定し、メーカへの委託生産（OEM）により製品化してお客さまに販売しております。
　このような状況の中、東京ガスが1984年から1998年まで東京ガスブランドとして販売した三洋電機（株）製「ファンコンベクター^※1」の一部の機種と同型の他社ブランド品におきまして、長期間の使用により堆積したほこりと湿気からトラッキング現象^※2が起こり、機器の焼損に至る事象が3件発生し、そのうち1件は機器外部に延焼した旨、本年44月28日にメーカから報告を受けました。なお、いずれも人身被害には至っておりません。メーカにて調査したところ、当該機器の設計や製造工程に問題はなく、部品の不良のないことが確認されております。

• ※1「ファンコンベクター」
  給湯器等からの温水を循環させ、機器本体の内部にある送風機（ファン）によって、吸い込んだ空気を温めて排出する温風暖房機です。（機器本体にガスを燃焼させる機能はありません。）
• ※2「トラッキング現象」
  コンセントやプラグ等の隙間にほこり等が付着し、そこに水分が加わると火花放電が起きて熱をもち、樹脂部が炭化して新たな電気の通路（トラック）ができ、場合によって発火に至る現象です。

　なお、東京ガス山梨株式会社（以下、東京ガス山梨）は、2009年10月に東京ガス甲府支社の事業を引き継ぎ、山梨県の甲府市を中心とするエリアに都市ガスの供給を行っています。東京ガス山梨管内では、これまで同様の事象は発生しておりません。

　東京ガス山梨、東京ガスといたしましては、同様の事象の発生を未然に防ぐため、東京ガスブランド品の三洋電機（株）製「ファンコンベクター」の下記の機種を販売したことが確認できているお客さまにダイレクトメールを発送するとともに新聞に告知広告を掲載することで、長期間の使用に伴って機器の焼損に至る恐れのある旨をお伝えし、当該機器の電源プラグをコンセントから抜いて、今後のご使用を中止していただくようお願いすることといたしました。お客さまにおかれましては、このたびの弊社の対応につきまして、ご理解ならびにご協力を賜りますようお願い申し上げます。

【ファンコンベクターをご使用のお客さまへのお願い】

　お客さまにおかれましては、ご使用のファンコンベクターが下記の対象機種に該当する場合には、当該機器の運転スイッチを切った後、電源プラグをコンセントから抜いて、今後のご使用を中止していただきますようお願いいたします。電源プラグが抜けない場合や見つけることができない場合は、下記フリーダイヤルまでご連絡ください。

1. 事象発生の原因について

　三洋電機（株）製「ファンコンベクター」の一部の機種におけるこのたびの焼損事象につきまして、メーカにて原因を調査したところ、いずれの機器も使用期間が約14年から27年となっており、長期間の使用により、機器内部の運転スイッチ端子部にほこりが堆積し、湿気を含んだことによりトラッキング現象が発生し、機器の焼損に至ったものと推測しております。なお、運転スイッチを切った状態でも当該端子部までは電圧がかかっていることから機器の運転の有無にかかわらず、電源プラグをコンセントに差し込んでいる場合には、このたびの事象が発生する恐れがあります。
　なお、当該機器の設計や製造工程に問題はなく、部品の不良のないことがメーカにより確認されております。

2. 対象となる機種名および販売台数

1. 対象台数

14,352台

2. 発売期間

1984年～1998年

3. 対象機種

19機種

なお、東京ガス山梨管内における設置登録台数は、「DH-10・15・20・25FEA-R」の2台です。

3. お客さまへのお知らせ

　東京ガス山梨といたしましては、対象となる三洋電機（株）製「ファンコンベクター」を販売したことが確認できているお客さまに、ダイレクトメールを5月15日から、順次、発送し、長期間の使用に伴って機器の焼損に至る恐れのある旨をお伝えするとともに、当該機器の運転スイッチを切った後、電源プラグをコンセントから抜いて、今後のご使用を中止していただくようお願いいたします。

4. お客さまのお問い合わせ先

1. フリーダイヤル

2. 受付開始日

2015年5月14日（木）

3. 受付時間

• 2015年5月24日（日）まで　
  9:00～19:00（土日含む）
• 2015年5月25日（月）以降　
  9:00～17:00（土日祝日・12月29日～1月3日は除く）

対象機種の見分け方

機器前面右下または、右側面下部に貼付されているラベルで「機種名」をご確認ください。